音更町調査・講演

「おとふけ食のフォーラム2014」レポート
佐々木 達(経済学部)

音更の「食」と「農」の潜在力(地産地消率調査結果報告)

平成26年2月22日に音更町総合福祉センターにて、音更町の「食」と「農」を多くの方々に伝え、その魅力を知ってもらうため、「おとふけ食のフォーラム2014」を開催しました。
以下はその講演抄録です。

音更町には地域住民が気付かない力が眠っており、この潜在力を発掘し地域外に発信する必要がある。そのためには地域を客観視し、また、地域外の人の見方や意見を取り入れなければならない。グローバル化が進むほど、逆に地域の独自性や希少性が再評価され注目される。“ない”と諦めるのではなく、“ある”を活かさなければならない。
音更町の良さはなにか。私が感じた良さを5つ紹介する。1つ目は、北海道を代表する農業地帯であること。2つ目は、IC工業団地に企業群が立地していることから、働く場所があること。3つ目は、帯広市のベットタウン的役割があることから、人口が増加していること。4つ目は、十勝川温泉という北海道で有名な観光資源をもっていること。そして5つ目は、市街地と農業地帯がはっきりと分かれているため働きやすい環境であること。ただ、5つ目の長所は短所でもあり、市街地と農業地帯の交流が少ないため、市街地の住民は町の農業に対する知識や理解が少ない。
ただ、決して農業に対して関心がないわけではない。農業を体験したい人や地域の農作物を購入したい人等、地域の農業に対する需要や要望はたくさん存在する。この需要を活かして地産地消を浸透させるforum2ことは、地域でお金が循環して雇用が拡大する効果があるので地域活性化につながる。
また、地域内の循環だけでなく、地域外からの外貨の獲得も地域活性化のためには大切である。現在、地域の農産物を地域外に売ることによる外貨の獲得は盛んに行われている。しかし、地域の農産物に付加価値を付けた商品を地域外で売ることで外貨の獲得ができれば、農産物を地域外に売るよりも多くの外貨を獲得できる。
このように、地域資源である農産物を活かした地産地消や農産物の高付加価値化等の取組を行なうことで、地域の誰もがその利益を享受できる理想的な地域活性化を生むことができる。(以上)